2013年5月8日水曜日

【考察】システムの画面レイアウトを考える前にするべきこと

次世代システムを考えるとき、ユーザービリティを考えるとき画面レイアウトから、考えていませんか? どうやら、それでは使いやすいシステムは構築できないようですよ。
使いやすいシステムの構築に向けて、ビジネスユーザからシステム要件を作るには、いくつかのステップが必要です。ここではそのステップの一例を記述してみました。

要件の整理のやり方

ユーザエクスペンス構成要素に基づいて、構成要素の作成順を整理してみました。
(あくまで未完成です)

1.ユーザーの目的、システムの目的
これがないとはじまらないですよね。
2.機能仕様/コンテンツ要件
何かの事務処理を行うのか、エンターテイメントを楽しむのかによって必要な機能やコンテンツ、比重が変わるはず。
3.インタラクションデザイン/情報アーキテクチャ
ユーザーへの情報の伝え方(概念)を整理し、情報空間の構築、設計を行う
参考:情報アーキテクチャ、インタラクションデザイン記述のためのビジュアルボキャブラリー
# ただ、個人的にはシステム設計におけるデータ概念モデルとユースケースを指していると思われる
4.情報デザイン/インターフェースデザイン/ナビゲーションデザイン
情報デザインは下位のレイヤに基づき、ユーザーへの表現方法を定義する
インタラクションデザインに基づき、ユーザーと接するインターフェース構成要素を定義。
情報アーキテクチャに基づき、ユーザーの行動を促すのインターフェース構成要素を定義。
# これが今、画面しなかなったから軽視されてきたのかな、と。
# 事務システムでは相変わらず貧弱なインターフェースに基づく発想なので今後の有望株と思う
5.ヴィジュアルデザイン
やっと画面デザインをデザイナーに頼めるところにきました。

整理してみた結果

やぱり、考えるポイント(成果物)はいっぱいなんだなと思いました。
できればサンプル記述例や、もっと詳細化されたフレームワークが必要なのかもと思っているので、できれば1つ1つを分解して整理していきたいなと思っているのであります。

ではまた。